「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」は推理小説である。 目次
本ブログは、村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(文藝春秋)の感想・考察・謎解き・書評です。事件の真相・犯人を推理し、特定します。
*激しくネタバレしています。ご注意願います。
本エントリーは目次です。(初めてこのBlogを訪問された方は、はじめに本エントリーからご閲覧ください。)(最新エントリーはこちら。目次は中央あたりにあります。)
〈初めてこのブログを訪問された方へ〉
本ブログのエントリー本編は、①~⑭まであります。(あとおまけが1つ、余談が22、書評が7つあります。)できれば本編①から順に読んでいただけると嬉しいのですが、全部読んでいる暇のない方も多いと思いますので、そのような方は下記の目次から興味を持ったところから読んでいただければと思います。
ただし、後ろのエントリーは、前のエントリーで書かれたことを前提としていますのでわかりにくいかも知れません。
* 事件の犯人だけを知りたい方は(15.シロを殺した犯人は誰か?)をご覧ください。(ただし、これだけを読んでも納得されないかも知れませんので、他のエントリーもできれば見ていただければ嬉しいです。)
目次
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」は推理小説である①
(②以降のエントリータイトルは「多崎つくる」・・・に省略します。)
1.「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」は推理小説である。
追補.後期「村上春樹作品」に対する誤解(平成25年5月4日掲載)
2.「この小説は100パーセントのリアリズム小説」である。
3.この小説のテーマは?
4.名前の意味は?(平成25年5月1日追記)
5.多崎つくると選択的鈍感
6.アオ・・・健全なグループ、断罪者
追補.カミングアウトの意味は?(平成25年5月3日掲載)
8.灰田①・・・緑川の話とは?
9.灰田②・・・なぜ彼は去ったのか?
10.灰田③・・・灰(グレイ)の意味は?
11.「悪霊」とは何か?
12.クロ①・・・生贄をささげる
13.クロ②・・・逃避行
14.クロ③・・・赦し
15.シロを殺した犯人は誰か?
16.なぜ、犯人はシロを殺したのか?
17.なぜ、シロはつくるにレイプされたと言ったのか?①
18.なぜ、シロはつくるにレイプされたと言ったのか?②
追補.以下は想像です。(平成25年5月4日掲載)
19.なぜ、シロはつくるにレイプされたと言ったのか?③
20.なぜ、シロは浜松へ行った?
21.沙羅とは何者?
22.沙羅と一緒に歩いていた男性は誰?
23.なぜ、シロへの巡礼がない?
追補.シロへの巡礼はあった?(平成25年4月30日掲載)(5月2日追記)
24.沙羅はなぜ、多崎つくるに近づいたのか?
25.二人の結末は?①
26.二人の結末は?②~クロの忠告を守ったときのシミュレーション
27.二人の結末は?③
28.なぜ、村上春樹は結論を書かない?
29.「ノルウェイの森」のレイコさんを破滅させたあの女の子は一体何だったのか?
30.終わりに~「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」は推理小説である。
おまけ.Another Endとその考察
余談その1 「良いニュースと悪いニュースがある。」の話の意味は?(平成25年5月1日掲載)(平成25年5月3日追記)
余談その2 多崎つくるが抱いた「微かな異物感」の正体は?(平成25年5月5日掲載)
余談その3 なぜ今回、村上春樹は「推理小説」を書いたのか?(妄想あり)(平成25年5月6日掲載)
余談その4 「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」はいつの年の話?(平成25年5月8日掲載)(平成25年5月9日追記)
余談その5 村上春樹氏講演(5月6日)の真意は?(平成25年5月9日掲載)
余談その6 この小説の構造は?①~3つの関門(平成25年5月11日掲載)
余談その7 この小説の構造は?②~緑川の話、灰田、「オカルト」の扉(平成25年5月12日掲載)
余談その8 この小説の構造は?③~多義的な解釈と一義的な解釈(平成25年5月13日掲載)
余談その9 沙羅の「2人の友達」とは誰?(平成25年5月14日掲載)(平成26年5月2日追記)
余談その10 面白いAmazonレビューがありました。(平成25年5月15日掲載)
余談その11 恵比寿のバーで別れた後の、2人の「それぞれの考え」とは?(平成25年5月16日掲載)
余談その12 この小説の「現在」は、何日から始まるのか?(平成25年5月17日掲載)
余談その13 なぜ、多崎つくるは仲間から絶交されたときに、すぐに真相を明らかにしようとしなかったのか?(平成25年5月18日掲載)(リンク先http://sonhakuhu23.hatenablog.com/entry/2013/05/18/085932)
余談その14 「ル・マル・デュ・ペイ」とは何か?(平成25年5月18日掲載)(リンク先http://sonhakuhu23.hatenablog.com/entry/2013/05/18/200434)
余談その15 なぜ、多崎つくる達の故郷は名古屋なのか?(平成25年5月19日掲載)(リンク先http://sonhakuhu23.hatenablog.com/entry/2013/05/19/084742)
余談その16 嫉妬の夢の意味は?(平成25年5月20日掲載)
余談その17 なぜ、エリは「私のことをもうクロって呼ばないで。」と言ったのか?(平成25年5月21日掲載)
余談その18 沙羅の言葉(工程表、含み)、アカの言葉(平成25年5月22日掲載)
余談その19 「爆笑問題」太田光、「多崎つくる」をブッタ斬る!?(平成25年5月23日掲載)
余談その20 灰田の「自由にものを考えるというのは・・・」の話の意味は?(平成25年5月24日掲載)
余談その21 ピアノ・ソナタの夢の意味は?(平成25年5月25日掲載)
余談その22 ポール・オースター「幽霊たち」を読む(ネタバレあり)(平成25年5月30日掲載)
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」書評①~多崎つくるが「色彩を持たない」とは?(平成25年5月26日掲載)
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」書評②~主人公の孤独(平成25年5月27日掲載)
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」書評③~「過去」か、「現在」か(平成25年5月28日掲載)
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」書評④~「デタッチメント」と「コミットメント」(平成25年5月30日掲載)
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」書評⑤~「根源的な悪」(平成25年6月1日掲載)
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」書評⑥~「悪霊がとりついた人間」を我々は赦すことができるのか?(平成25年6月2日掲載)
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」書評⑦~真実は追求されるべきか?(平成25年6月13日掲載)
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