余談 その3 なぜ今回、村上春樹は「推理小説」を書いたのか?(妄想あり)
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* 激しくネタバレしています。ご注意願います。(「ノルウェイの森」への若干の言及があります。)
第2には、以下のことが考えられます。
(以下妄想開始)
村上春樹は、常々、いつかドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」のような「総合小説」を書きたいと言っています。私から見ると(異論がある人も多いかも知れませんが)「カラマーゾフの兄弟」は「推理小説」です。来(きた)るべき村上春樹版「カラマーゾフの兄弟」(ドストエフスキーとテーマは異なるかと思いますが)を書くためには、自分は「推理小説」の技法を身につける必要がある、と思って村上春樹は今回の小説に「推理小説」の技法を取り入れてみたのではないでしょうか?
(以上妄想終了です。)
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